地元石川県の洋菓子店の長女として生まれ幼少期より家業の洋菓子作りに慣れ親しみ、パティシエの父の姿を見て育ちました。
父は人を喜ばせる事が、驚かせる事が大好きでした。
自分の作ったケーキで喜んで頂きたいと手品を趣味として初めケーキを買って頂いたお客様に手品を披露し沢山の方を笑顔にしていた事を覚えています。
その父の想いが今の私の原点です。
お客様に喜んで頂けるためにはと試行錯誤を繰り返しました。
シンプルだから難しいを感じながら、ようやく理想の美味しいが見つかりました。
それがこのカトルカールです。
4分の1が4つ。
カトルカールの語源です。
4つの材料でシンプルに作るため、とことん材料にこだわり、全てを手作業で作りました。
パウンドケーキ というと、どうしてもパサついたり、どっしりとした重めの食感をイメージします。焼き菓子の美味しさをもっと追求できるのではないかと、試作を繰り返しました。
しっとりとした口当たりが生まれ、さらに焼き上がり直後にシロップに漬け込むことで口溶けがより滑らかな仕上がりになっております。味もしっかり生地にしみ込み、舌触りや味わいを存分に楽しめる逸品になります。
先日、里井さん(フードジャーナリスト)の取材を受けその記事がYahooニュースに取り上げられ大変多くのご反響を頂き心よりお礼申し上げます。
ひとつひとつパティシエが手作業で焼き上げているため商品の製造、お届けに多少お時間を頂戴する可能性がございます。お客様には大変ご迷惑をおかけしております事を心よりお詫び申し上げます。
patisserie RORIANcote
吉岡順子